着物

「ぼくのダンディズムって、人にはわかるまいっていうやせ我慢を自信をもって貫いていくことなんです。誰が見ても共感してくれるものは、おしゃれではないんです。ぼくにわかるもので充分なんです」。着物の下にイタリアンカラーのシャツを着た謙介が、ある雑誌の「着物」をテーマにした取材に答えて語った言葉である。長襦袢は着ずにTシャツを着込んだり、蝶ネクタイに袴を付けたりもした。足元は下駄であっ