自慢のロシア風
ピーマンの肉詰め
 

私の食べる楽しみといえば、自分の好きなものをコツコツと自分で作って、好きな相手と、いちばんお腹の空いている頃合いを見計らって、小さな裏庭にテーブルとイスを持ち出して、ビールでも飲みながら食べることだ。
そこでは何といっても自慢の「ピーマンの肉詰め」をたらふく食えたら最高だ。
とにかく自分のいちばんの好物料理こそが自分にとって最大のスタミナ源なんだから。
カミさんと食べる。時には気のおけない友人が現れたら作る。
手軽な材料で簡単で上手下手なしに、手早くそしていつ食ってもうまく、元気が出るもの。ビールにもよく合うロシア料理。
私が戦前、中国でロシア人の友人に習った自慢の「ピーマンの肉詰め」をご紹介するとしよう。
とにかく簡単なんだから。

[材料と作り方]約4人前
ピーマン 12ケ ニンジン 4本 タマネギ 1ケ
牛ひき肉 300g
塩 小0.5 コショウ ケチャップ 大5
サラダ油 大1.5

1, ピーマンのヘタの周りにナイフを入れてヘタと種
  をくり抜く。
2, ニンジンを千切りにし、タマネギをみじん切り
  にする。
3, サラダ油大1を熱し、2のニンジンとタマネギを
  炒め、火が通ったらひき肉を入れ炒め合わせ、
  塩、コショウで調味しケチャップ大5をまぜる。
4, これを1のピーマンにしっかり詰める。
5, サラダ油小2を熱して4を並べ、ころがしながら
  中火で全体を炒める。
  焼き色がついたらでき上がり。

皿に盛ったら、上からケチャップをまぶす。でき立てでも冷やして翌日でも、味が変わらぬどころか、次第にうまくなるから妙。1人で五個ぐらいはペロリの一年通じてのおすすめ品。

'88 オールセールス「男のスタミナ料理」より