1961年頃
マツダ R360クーペ '60


 1960年に発売されたマツダR360クーペ。2+2ではあったが、ほぼ2人乗りに等しかった。(後部座席は子供が乗車可能レベル)軽量化のためにアルミボディを採用し、360ccの強制空冷V型2気筒4ストロークエンジンは、アルミ合金製というユニークなもので、これをリアに積んでいた。わずか16馬力の非力なエンジンであったため、両ドアの窓ガラスもアクリル製の引き違い式にして重量軽減を計っていた。
次男石津祐介がこのユニーク車に惚れ込み、オヤジ謙介をたき付けて手に入れた。
後の1961年に上智大学の仲間4人と共に、2台のマツダR360クーペを駆ってアメリカ1周の旅に出た。
約3ヶ月を要し、出発点のロスアンジェルスに無事帰還し、その後も日本に持ち帰り、数年間は石津家で活躍した。