1976 ~1983年頃
HONDA Accord
3Door HachBack ( 初代 )


車業界にも劇的な変化が訪れはじめ、石津家にも最大の変化が起きた頃の1台だろう。
数々の車種を乗り継ぎ、時代は低燃費や快適性も重視しはじめた。
そんな頃VANが倒産し、人生の大きな節目を迎えた頃だ。そんな節目らしいというのか、世界のメルセデスから国産の小型車への乗り換えである。それでも謙介は、いつもそんなギャップを楽しんでいるようにも見えるから不思議なものだ。
写真はおそらく1983年頃、自宅ガレージ前での1カット。ルーフキャリアを常設していたが、いったい何を積んで遊んでいたのだろうか。このベージュメタリックの初代のアコードは、1600ccエンジンに、HONDAマチックという独自のオートマティックを搭載、パワーステアリング、エアコン、というラクチンな車であった。当時、謙介が「小回りで、快適、低燃費、良いことづくめ。これで十分」と、よく口にしていた記憶がある。
そんな新しい時代の到来を感じはじめた頃のクルマなのだ。60年代のminiの時のそれとは、また違った解釈の小型車時代なのだ。
ある意味、身軽になった謙介と共に、新たな時代を軽快に走りはじめたという感じであったのかもしれない。